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Channel: 越前 ひとり山 ある記
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あとはお天気だけ・・・御池岳 2/01

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北陸の悪天とラッセルから逃れるために鈴鹿までも行ったのに、なかなかそう思い通りには・・・。


山口ゲート(6:47) -(7:55)取り付き -(9:16)六合目分岐 -(10:46)御池岳 -(11:36)P1182  -(?)六合目(13:11) -(13:40)白瀬峠 -(15:04)藤原山荘 -(16:52)聖宝寺 -(17:40)山口ゲート


自宅を出ると、久しぶりに除雪車も出動となった雪だ。
敦賀を越えても雪は降り続き心配したが、伊吹山手前くらいから雲間から星も覗きだした。
只、三重県に入ると凍結路面にうっすらと雪がかぶっており緊張した運転となる。
それでも前回と同じR306ゲート前には、下道でも二時間半だった。



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出発は 6:48 。予想を上回る好天だと、幸せな気分でいられたのもごくわずか。(^^ゞ









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歩くぶんには、凍結路面に載った雪は滑り止めになり前回よりかなり早く、一時間少々でコグルミ谷手前尾根。

尾根の取り付きでは少し迷ったがスノーシューを選ぶ。しかし風の強い尾根上では凍結した地面に薄く新雪が張り付いた状態が続き、突起物対策にはアイゼンがベターだったかも。私にはあまり経験の無い道だった。    



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風上から尾根芯は極薄雪面でも風下にはそれなりの雪庇ができている。私にはシンジラレナイ違和感・・・。

全くラッセルらしいラッセルはなく、順調に六合目分岐へと到達、ここは右へと進む。



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七合目標識までは普通の雪面、ここからの登りで少しだけラッセルとなる。 
途中で振り返ると三重側の街と藤原岳への稜線が、低くなってきた雲の下から透かして見えた。

一旦下って谷底から山上台地へ登り返すが、これが今日一番のラッセルとなる。
百数十mを登りきると最後は雪庇が通せんぼ。弱点を切り崩してテーブルランドへ這い上がる。
地元の銀否峰の山上台地である「極楽平」の規模を大きくしたようなイメージだったが、ガスで視界が利かないこともあるが、ここは意外と起伏に富んでいるように見えた。



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青空が欲しかったが、こんな幻想的な風景もまた・・・(負け惜しみ)。

御池岳の標柱が寒さの魔法で、いまにも動き出しそうに見えた。
前日訪れた方の情報ではマイナス10度だったとか・・・。


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GPSさま様で、やっとこさ無事に前回のピークまでたどり着いた。
少し画面から目を離すと、途端にルートミス。ホント情けない山ヤですな。(^^ゞ



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穴ぼこに落ちたり、ついさっきの自分の足跡がほとんど消えてるのに気づかず大幅オーバーランしたり・・・。



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こりゃあ、腹が減ってるからミスをするんだということになり(?)、六合目分岐で豪華ラーメン!!
丁度このとき降雪は無かったが、イキナリの突風に地吹雪が鍋に入りまくりで、参った。

ここを出発したのが午後一時過ぎ、今日の御池は私の貸切かと思いきや・・・。                                   


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藤原岳方向へと向かい白瀬峠へとさしかかると大人数のトレースが入り乱れている。なるほど、コッチか~。
だいぶ霧氷も落ち着いてきたのは標高なのか、また三重側の街が雲の下から見える。悔しいことに下界では日が差してるし・・・。

峠から直ぐで大きな雪庇、また標高が上がるに従って霧氷が目立ち始める。
と、突然鉄塔ピークで青空が広がる。おっおお~、なんて声を上げていたら一瞬で青空は閉じられてしまった。

小ピークの連続だが雪面が歩きやすいのはとても助かる。問題なのは風、天狗岩では涙目となりそうだったが、ここで天の助けか藤原山荘からの今日のトレースが伸びていた。らっき~、♪♪

風にめげそうだった気持ちをなんとか持ち直させて、有り難く忠実にトレースを追う。ホント助かりました。
山荘でしばらくの小休止の後、高速道路状態のトレースを辿って下山・・・のはずだったが。


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藤原岳九合目からの展望。
相変わらずの地吹雪だが、海までも見えた下界の景色になごむ。


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九合目手前の踏み固められた急斜面でアイゼンに履き替える。
朝の登りを考えての事だが、うっすらと新雪を被ったガレ場急斜面の下りには少なくともフルアイゼンではオーバースペック、というよりとても歩きづらい。
そうそう、「ガレ場急斜面」は聖宝寺への裏登山道。さすがに裏、あれだけあったトレースだが誰一人としてコチラを歩いた者はいなかった・・・。

えらい時間をかけての聖宝寺道下山だったが、最後の真新しい堰堤のところで残照に輝く伊吹山を望むことが出来た。
なんか前回も陽光を受けた伊吹山を、頭上の黒雲の下を透かして見たような・・・。

 


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青が登り、赤が下山。
これで県境稜線は、鞍掛峠手前から藤原山荘まで・・・先は長いぞ~、楽しみは続く ♪♪


これで鈴鹿も二回目。
二回とも降雪直後だったが、少なくとも風の吹き渡る稜線は締まっていてとても歩きやすい印象を受けた。
そして新雪はとても軽く、ラッセルとなっても負担は大きくないと思えた。
雪崩の危険性も低く、冬季の谷歩きもここでは普通のようだ。
冬の自転車活用可、ケータイ電波、人里に近い、登山者の多さ、トレースも期待できる、等々。

なんか冬の鈴鹿ってイイこと尽くめ ♪
晴天率では北陸の比ではないはずなので、これで後は天気も良かったら・・・。(笑)


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