晴れのお休み二日間となれば、先週には山頂までも行けなかった白山リベンジだ~。
御嶽山
御嶽の噴煙後ろからのご来光
明るいうちに室堂まで登ればいいということで、たくさんの駐車車両のある市ノ瀬出発は 8:36
湯の谷・釈迦新道からの下山を考えて自転車は無し。
すると、おいおい今週は除雪してあるし・・・。
ま、ピーカンお天気だしいいか。おかげで羽目板なし吊り橋は楽勝! (・・・だったかな?)
天気がいいということは気温も高いワケで、先週の見事だった樹氷もこのとおり。
ああ~、青空に映える御前ヶ峰っていいな~。
室堂着は三時。冬季解放小屋へ荷物を置いて夕日を撮りに登ることにする。
登る途中で、大汝への巻き道の上で人が佇んでいることに気が付く。
別山と室堂
残照を受ける北アルプスと雲海に逆さ白山
日没後でも空の残照で周りは明るく、ヘッデンを持ってこなかったが全く不安感はない。
先程の佇んでいた人は、撮影をしていたのだろう最後の残照を見届けてから室堂まで降りてきたが、そのまま下山してしまうらしい・・・雪山の下山とはワタシにはとても考えられない。クレイジー・・・。
市ノ瀬の駐車台数を見てもっとお泊りの人はいるかと思ったが、テントを張った大阪からの三人と小屋には結局私ともう一人だけだった。
たまたま同じ福井の人だったので色々とお話をした。
パンパンの85ℓザックに大型三脚を外付けしてなぜワタシと同じペースで歩けるのか、とか・・・。
二日目
朝日を受け始める頃、ふたりのスキーヤーが弥陀ヶ原から登ってきていることに気が付く。
まさか! モンスターと呼ばれるあの人たちにしても、これは早すぎる。
やはりふたりは先週別当覗きですれ違った、金沢のY先生達だった。
先週よりさらに早く、一時半出発だったらしい。
ドロップイン直後を狙ったが、あまりにもボケボケ画像 (^^ゞ
・・・にしても、なんであんな「おっとろし~」トコから滑り降りれるのか不思議。
御前峰のシュカブラ
大汝取り付きでの雪煙
大汝へはスノーシューで登り始めた。
しかし途中で傾斜に対応できなくなりアイゼンに交換したのだが、雪礫バチバチの烈風の中でそんな作業をヤルものではないと身に染みて実感。
今年の残雪期にも覗いてみた火の御子峰。
時間もあるしちょっとやっつけてしまおうか?
何故か簡単にヤレそうな感じがしていたが、意識の奥の警報が鳴る。
クレイジーとかモンスターとかを見てそんな気がしているだけ、だいたい高いトコ苦手なお前にあのナイフリッジが渡れるわれないだろ?・・・確かに。おとなしく引き下がって、とっとと湯の谷へ向かおう。
恐れていた大汝峰西面の氷化は全くなかった。
単純にハイマツも埋まり切れないほど積雪が不十分で、そんな心配はしなくてもいいらしい。
が、湯の谷川が普通に流れているのが見えて下降にストップ。
氷化による滑落が怖くてアイゼンのまま降りてきたが、ズボズボがぶりまくりなのでここで再びスノーシューに代える。
しかしまたしてもその作業は、烈風吹きすさぶ大汝の大斜面で行うことになる。
顔面に受けていた風に嫌気がさしていたためか、どんどん気が弱くなっているのが分かる。
流れのある湯の谷へ突っ込んでいっても大丈夫なのか?
丸岡谷へのルート、つまり登山道への復帰ルートってかなり薮っぽく見えるけど大丈夫か?
も、も、も~ヤメ.ておこう。
ということでおとなしく、落としてしまった標高を再び上げて室堂に戻ることにする。
.
そ~言えば、昼からは天気も下り坂だったな。
全く色を失ってしまった白山。
あのまま釈迦新道を下った方が早かったのではと思うほど意外と手間取り、市ノ瀬へは四時四十分到着。