白山がまたやってくれました!
期待さえもしてなかった、こんなサプライズがあるから白山は面白い。♪
森林限界近いので樹高は低いが、それでも人間の背丈よりははるかに高い。
モンスターの行列は、この積雪量と風雪や霧、そして低温の絶妙なタイミングの中で生まれた自然の芸術品。
初冠雪からひと月、ようやくまとまった降雪となり白山をその名にふさわしい姿に変えてくれた。
週初めにはつり橋の羽目板が外され、市ノ瀬ゲートが閉じられたのは二日前だ。
油断していると、白峰ゲートもイキナリ閉められてしまうので、後悔する前に今年最後の白山としよう。
さあ、久しぶりの雪歩きの感触も楽しみだが、御前峰を眺めながらの久しぶりの煮込みうどんも・・・。(^^ゞ
市ノ瀬6:53 - 8:36別当出合 - 10:10 中飯場 - 11:55 甚之助 - 13:19モンスター - 14:08甚之助 - 16:54市ノ瀬
谷峠とこの市ノ瀬では交換していたスタッドレスタイヤのありがたみを感じた。
おそらく初滑りとなる山スキーの車がほとんど。
全くのノーマルタイヤのチャリを押してひたすら別当出合へと向かう。
帰りは下りとは言え、果たしてチャリが使えるのだろうか?
結論から言えば、画像左で轍の雪は帰りには融けていたが、右画像ではアウトだった。
帰りの一キロほどは、泣く泣くチャリ押しで下るハメになった。
ぶら下がった屋根雪。
期待以上のお天気に感謝。♪
でもこれを歩くなんて、つい二年前の私にはとても考えられなかったな~。
久しぶりの雪の感触はとても楽しかったが、やはり久しぶりの登山靴とスノーシューはキツかった。
スキートレースあるのに早々に山頂は諦めた。
暗い中を出発しているであろう山スキーの方々には頭が下がる思いだ。
有難いことに今日はファットスキーもしくはスーパーファットの太板が多いのか、トレースの幅が広くてスノーシューの足運びがとっても楽。
別当覗きを過ぎたあたりで最初の単独スキーヤーと挨拶を交わす。続いてふたり組。
てっきりお泊りの人たちだと思い「ご来光はどうでしたか?」と聞くと、「そりゃ間に合わん」との返事。
寝坊でもしたのかと考えたところでハタと思い当たる。
ああ、まだ11時だけど、下から登って山頂を極めて降りてきたトコロなんだ。
してみると、このトレースをラッセルした主と言う事か?
あわててお礼を言おうとしたが、既にとっくにその姿は見えなくなっていた。
帰宅してから「金沢のスーパードクター」とも呼ばれている、掛け値なしでモンスター級山屋さんのY先生のHPを覗くと・・・当たりだった。
単独のスノーシューを抜いたが、甚之助小屋でもうお昼近い。
トレースは黒ボコへは向かわずに、南竜方向に急斜面をトラバースしている。
「あの人たち」は、ここではもう明るかったのだろうか?
登るにつれ、 スノーモンスターが目を楽しませてくれる。
次々と後続の山スキーヤーが降りてくる。
埋まり切ってないやぶに難儀しているようだ。
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「あのひと達」はあそこから滑り降りてきたのか・・・。
風が強くて寒い。
うどん鍋は甚之助小屋で戴くことにしよう。
スキーにはかなわないが、スノーシューだって下りではそこそこ早い。
小屋まで速攻で下ると、さきほどの単独者も休んでいた。
話をしながら鍋で満足したら、さて下るとしようか。