最近は【二兎を追う者だけが二兎を得る】と言うらしいが・・・
「おお、大汝と言えば去年の湯の谷からのリベンジ!」と、二兎を追ってみたらそれは甘かった (^^ゞ
でもま、またまた「良い白山」を満喫できたのは間違いない ♪♪
湯の谷着地点からあの大汝峰までの標高差は850m!
ひさしの無いヘルメットだったので、顔の鼻から下が日に焼けて未だにヒリヒリ。
よっしゃ~ 4:50 と、市ノ瀬からの出発時間はほぼイメージ通り。
これで二兎ゲットは間違いなしと思われたが、トイレに引き返したり余計なショートカットでロス、極めつけは大分登ってからのサングラス忘れ!泣く泣く取りに戻るが見当たらず、仕方ないのでゴーグルを持つ。
ん~、実は早寝がうまくできずにあまり眠ってないのでアタマの働きがいつも以上に鈍いのかも。
気を取り直し、釈迦新道へ向けて再出発。
車道脇にはキクザキイチゲやカタバミ、エンレイソウ。見上げれば山桜やタムシバ、ムシカリなどが癒してくれる。遠くなのでよく分からなかったが、八重桜っぽいこの花は何だろう?
久しぶりに見たセリバオーレンに気を良くしながらも、ネットで調べたこの時期コース最大の難所へとさしかかる。が、眠れなくなるほど心配した雪に埋まるトンネルや恐怖の滑り台はなかった・・・。
雪がつながり出してしばらくでテントを発見。
追いついた女性二人パーティに聞けば、昨日の雨にここでめげたらしい。
うっひょ~。
もちろんアイゼン歩行でも全く問題ない雪面だが、下界での前日の雨に保険としてスノーシューを持ってきた。
ヒールリフターと重量増で相殺、手軽な脱着でスノーシューかな~?
こちら側からの大長山もやってみたいな~。
十時ちょうどに釈迦岳前峰。出発時間のロスを勘定して四時間半か。
ネットでみた丸岡谷ルートならもう三十分ほどは短縮できたのかな?
でも雪が少ないと滝がヤバいらしいし・・・。
10:27 二百m近くを文字通り滑り降りて、いざココからが本番だ。
昨年よりひと月早いが、さほど雪が多いとは思えない。落石やデブリも少なめかな。
滴る汗に同情してくれたのか、一時的にだが急激に雲が広がる。
しかし単調な登り一辺倒に身体が悲鳴を上げる。二十歩進んで一休みを繰り返す。
なので時間かかること、かかること。
昼食を終えたころ、最初の四人パーティが滑り降りてきた。ホント気持ちよさそうだ。
こちらがスキーではないと知ると驚かれてしまった。
大汝山頂部にはほぼ登山道から上に雪は無い。
北側には雪がつながっているようだが、右へ回り込んで通常登山道を登ることにする。
二人のスキーヤーがお互いを撮りながら滑っていくが、テレマークターンというものを初めて見た。
御前峰山頂からは、東面台地へと単独スキーヤーが滑り落ちて行った。
。
大汝山頂へは二時ちょうどだった。
残念ながらこんな時間では、例の場所へは偵察にしても遅すぎた。
でも、ちょっと見下ろしてみると・・・。
岩間道と中宮道の間に延びる稜線。地形図にも名前が載っている・・・火の御子峰。
植生へのダメージを考えると白峰ゲートが開いた直後でぎりぎりかなと思う。
ま、大山や戸隠のイメージなので高いトコが苦手なワタシにはムリっぽい気もするけど・・・。
15:06 やっぱり別山はカッコいいな~。
白山HPによると室堂で4.5m、積雪は少な目となっていた。
締まっていた雪も表面は大分緩んできている。シリセードを交えての下山となるが、かなり急な斜面でないと滑ってくれない。滑落で有名な?黒ボコ岩下の急斜面で快適シリセードが楽しめた。
別当出合には16:35。クルマへは17:40だった。
楽しかったよ~、また来るからよろしくね~。