残りがあとふたつに。♪
山の上では、やたらと風の強い一日。
いつもなら行儀よく並んでるエゴの花も、ワッサワッサと風の中で乱れまくり。
チャリをデポして、前回と同じ大御影山登山口に車で向かうがけっこうな悪路。
ノロノロ進んでるとカケスくらいの鳥さん飛来、車内の人間の気配は風で消えてるのかな。♪
全くの下調べなし。(^^ゞ
今日は装備を担いて沢からの大御影山としよう。
トシとって、山を引退したら泊りに来ようかな。
出発時点でばらばらっと来た雨はやみ、結局一日持ってくれた。
栃などの巨木も多いが、水害なのか倒された巨木もまた多い。
分岐では水量の多い方を進む。
・・・にしても、何事もない平和な、登山靴でも全く問題の無い登りが続く。
水量がチョロチョロになってきても状況は変わらない。
実はタオルを忘れてきたのだが、沢なのに風があってさほどの必要性は感じ無かった。
稜線の高島トレイルまであと50mなのにまだ水?
上からのぞき込むと崖のようにも見えるが、登ってるときにはそれほどの斜面ではない。
高島トレイルと言えば昔、給水ポイントまだか~と苦しかった思い出があるが、鞍部下降って手もあったのか。
やはり風で引きちぎられるのか、いつもウザいほどあるテープが少なく感じた。
稜線歩きになると風は更に強く、寒さを覚えるくらいだ。
ありゃあ、大御影山の山頂看板が・・・。
風を避けた場所で休憩後の出発直後、私が今日初めて会った登山者だという二泊分ザックの単独男性。
ハナシを聞くと???
今日明日で高島トレイルを歩ききるつもりで、愛知県から三時間睡眠で疋田まで運転、途中でチャリを置いてこの大御影山まで頑張って歩いてきたとか・・・はァ~?、まだお昼前なんですけど~、な、なんじゃあそりゃあ!
(地図参照)
まあ、無理かもだけどと、分岐まで高島トレイルを一応後に付いて行くことにする。
風の中での会話しながらもあり、意識的にペースを落としてもくれたのかなんとか後に続く。
ほぼ毎週登山で三百名山とかあちこちのトレイル、雪山やあのTjarコースを11日間でトレース・・・いろいろ話を聞かせてもらった。 全く凄い人ですわ~。
県境の分岐までを引っ張ってもらってここでお別れ。ありがとうございました。
い、イカン、身体が・・・こっからは急がないで行こう。
な歩きやすいブナ林にて、突然左の頭上から「がお~」・・・・えっ? が、がお~って?
立ち止まったまま無理やり首を回して左上を見上げると・・・熊さんはいなかった。ほっ・・。
枯れ木が隣のブナと接触している。
ざわざわと周りのブナたちが風にあおられると、「がお~」が聞えてくる。
な、な~んだ、風に木が擦れてあんな音になるのか。
そ、そりゃそーだ、まだ熊棚には早いと思ってたんだよー。冷や汗たらたら。
この天気だと展望のないコースだけど全く問題なし。
そんなに切り倒さなくても・・・と思うが。
ちょっとしたグラウンドほどの電波塔跡地、県境上に林道。
二月の到達点・・・あれ? 確かに雪はあったけど記憶とは様相が全然違いますけど?
とりあえずもっと先へ進んでみる。
あれ?あれ?と少し入り組んだ地形をさまよい、やっと記憶通りの地形・看板を発見。
枯れ木も山の賑わいではなく、毒草も山の賑わい、かな。(^^ゞ
立派なブナたち。
巡視路をひたすら下る。
天然プランター栽培。
林道着地&ゴール地点。
赤 登り 青 下山 (破線はチャリ)
太黄色 今回の県境歩き 5.8㎞
大御影山登山口(9:20)-沢登り -(10:36)高島トレイル-(11:06)大御影山(11:28)-(12:13)県境分岐-(12:47)P750.9m-(14:10)前回到達点-(15:10)巡視路下降点-(16:42)林道着地- チャリ -(17:17)駐車地
疋田からはいくつもの山越え25キロ・・・それが、11:28 に大御影山って?・・・。(^^ゞ
海面タッチで締める私の県境踏破も、いよいよ残りふたつ!!
加越国境残りが海まで9㎞、そして高島トレイル三国山ピークから登山口。
(画像中央にその三国山)