山名が、京都の三十三間堂がこの山から切り出した桧を使ったから・・・は、福井県だけでの常識なのかな?
鹿君たちの頑張りのおかげで(?)、雪の助けはほとんどいらない若狭の県境歩きだが、雪の時期にも歩いておかなくては。
晴れ予報に、もしかしたら二月でもう残雪期状態が予想されるけど、三十三間山を歩いてみよう。
右奥が三十三間山方向、山頂までにスノーシューを二回脱ぐハメに・・・。
赤/登り 青/下り 破線はチャリ
黄色/今回の若狭県境歩き 9.8 キロ
三十三間山登山口(7:37) -(8:54)取付 -(11:03)P384 -(12:29)登山道合流 -(12:37)お昼(13:41) -(14:38)山頂
-(15:32)能登野下降点 -(16:55)林道着地 -(17:50)駐車地
登山口へ車を置いて強い風の吹く中、県境取付きまでチャリ。
交通量も増えてきた時間で目立ちたくはないケド、周りに雪のカケラもないのにこの姿はいかにもアヤシイ・・・。
すげー急なんですけどあちゃ~、アイゼンはあるのにチェーンスパイクを忘れた。(またか)
ずりずりとひ~こら身体を引き上げる。
一時間弱で、突如人の手が加えられた開けた台地に出る。
昔の山城や開墾地を考えたがそれは無理っぽい。
登山道などあるはずもないが全く歩くに不自由しない道が続く。
しかし「山城跡」でやっと出てきた雪だが、そのあとの勿体ないお化けが出てきそうなトンデモ下降により再び雪とはお目にかかれなくなる。
よーし、登山道合流直前にしてやっとスノーシューの出番だ。
よっ、いい天気だね♪
普通ならこれで雪面は大丈夫だろうとなるはずだが、すぐ左横には冒頭画像。(^^ゞ
登山道からはツボ足先行者ひとりのトレース。
けっこうぐさぐさの腐れ雪なんだけど案外沈まないものなんだね。
風が強いので少し下のほうでお昼としよう。
帰るのは普通に登山道でもいいやと決めて、このお天気のなかでの至福のうどん鍋をきっちりと食後のコーヒーまで飲んで満喫♪
あれ?陰に隠れてた間にトレースが増えてる。
ふたりの登山者が強い風の中で休んでいた。
おーい雲よ、どこまで行くんだい?
にしても、幼木ばかりの山だね。
よし、山頂到着。
さて登山道で帰るとしようか。
ん、さすがに県境尾根の方にはトレースは無いな。
そう言えば今日はほとんど無垢の雪面歩きは無かったよなー・・・・むらむらっ。
わはは、まあいいか何とかなるだろう。
ほんとノートレースの雪面歩きって気持ちいいなあ。
北面なんで沈まないし。
それに気が付くと明らかに登山道のある側とは樹の太さが違う。
樹幹を吹き渡る風の音が数段大きくなるのは、南面と北面の差だけでもないだろう。
勘弁してくれーくらいの登り返しもあるが、順調に地図の登山道分岐まで降りてきて、まだら雪にスノーシューを脱いでの谷道下降となる。
が、下る程に地形は怪しく道なんてあるんかい状態。
この先地図通りに道が生きてる保証もないので、これ以上の下降を断念し登り返しての尾根下降を選択する。
結局思いのほかいい尾根道で、最後の林道着地もとってもスムース。
登り返しているときはまた闇下なんかいなんて思ってたが、ラッキー。
日が長くなった。