あの、山スキーではありません。アイゼンですので・・・。(^^ゞ
と、その前に、白山観光協会HPからの引用です。
(2018.5.2)釈迦新道の状況について
白山釈迦岳へのルート「釈迦新道」の湯の谷林道はコンクリートの橋が
大規模な土砂崩れにより流失し、他にも崩落箇所が確認されました。
迂回できるようなルートもなく通行は困難です。
七倉山方面から下山ルートに釈迦新道を利用される方もご注意下さい。
詳しくは、白山室堂予約センターTEL076-273-1001
または、白山自然保護センターTEL076-255-5321まで
流出した橋の直下は滝、水量多し。
道路の雪崩箇所も二ヶ所や三ヶ所どころではなく、復旧には相当の期間が必要と思われます。
橋が無くなって、その上に川幅いっぱいの「百万貫の岩」が鎮座してる感じ。
うちに帰ってからHPを見たってダメでしょ! ってハナシ。(いや、去年もでした) (^^ゞ
あの花は、今年は山頂ピストン!?
さて、白山に雪面ブナの新緑を見に行きたいが四月にチブリの森には行ってしまった。
なら釈迦新道、ということで今年初ピークも兼ねるとしようか。
ただこの時期の釈迦新道を普通に下れば闇下は必至。
二回ほど登った湯の谷と、初めてだが丸岡谷を下ることに。
まるっきりの山スキー下降ルートなので、スキーヤーの邪魔となる午前中には谷に入らないようにしよう。
白峰(5:47) -(6:55)別当 -(9:00)甚之助(9:15) -(10:02)黒ボコ(10:20) -(10:40)室堂 -(11:27)御前峰 -(12:21)湯の谷源頭 -(13:30)湯の谷登り返し(13:43) -(14:45)釈迦岳 -(15:37)丸岡谷終 -(17:09)林道着地 -(18:20)白峰
あれ、ビジターセンター前のゲートが無い?
あららと進んでいくと橋の横に何台も・・・。
別当出合まで雪は全くない。
別当出合手前からチブリ尾根。
あり? 北面のチブリ尾根でもう雪が今少ないということは、南面の釈迦の森はどうなんだろう。
薄っすらと新雪はあったが、突如として残雪が山盛りで出現。
チャリは20台ほどか。
ラッキー♪
羽目板してあるじゃん。
ニリンソウはまだお眠り中。
赤兔・大長&左奥に荒島。
五月の新雪に感謝。周りの山々はみんな新しい衣装でリセット。
先月登った別山も真っ白く輝いている。
新雪もあるが、小屋関係者のおかげで歩きやすい道。
雪面も緩んでいて危険は感じない。
雪に埋まる室堂。
ものすごい強風が雪つぶてを運んでくる!
ホント風が強いったらもう・・・。
湯の谷源頭部へ。
谷の向こうの七倉まで回り込む時間はない。
で、ありゃあ、昨日あたりも含めて全くスキーシュプールが有りませんねー?
新雪のおかげでトラバースも直下降も自由自在。山スキー屋さん、ごめんなさい。(^^ゞ
ピックストックで十分、ピッケルは出さずにすんだ。
途中休憩をはさんで、比較的安全と思われる谷底から左上をぽくぽく下る。
おっかしいなー、山スキーの後続もまるで来たりはしない。
ほとんどデブリの影も形もないこの谷を、アイゼンで貸し切りなんて勿体ないお化けが出るぞー?
登り返して、サボってばかりで久しぶりとなる釈迦岳へ。
五月にまだまだ真っ白い白山とは、うれしい誤算。
さて、いよいよお初となる丸岡谷へ突っ込むとしよう。
湯の谷と違って両側の山からの雪崩や落石リスクは少ないみたいだ。
見た目、楽勝ムード全開に思えるけど・・・。
ただ途中に滝がひとつ有るらしいけど、攻略の仕方までは忘れてしまった。ま、なんとかなるでしょ。
新雪も少なくなって滑落の危険に備えながら下っていくとイキナリの雪切れ。
なんだ滝ってほどでもないやと思いつつ笹をつかんで五mほどを下る。
もう滝を攻略したとの安心感から、先の緩斜面をみてシリセードを試してみるが全然スピードが乗らない。
ち、違うやんけー。
ちゃんと滝がありますがなー。(^^ゞ
右手の雪はつながっているようだがあまりの急斜面。.
ふたつの滝中央部分をアイゼンのまま「巻き下った」。
沢やっててよかったー♪
標高1570あたりで谷割れの限界。
横の釈迦新道尾根へと乗り移る。
ブナの森をぽくぽく下降し、いよいよ芽吹きも見られ始める。
このために今日の山行はあったんだよなー。
が、朝のチブリの森を見て危惧した通りやはり南面、新緑のタイミングで雪面が残る場所はあまり無かった。
いい雰囲気のブナの森で少し長めの休憩タイム。
アイゼンを外し、ついでにスノーバスケットのストックも仕舞う。
山行の疲れとブナ酔い(?)で幸せな気分でゆっくりと林道を下っていく。
ふと、まさかこの時期でトンネル付近の雪は大丈夫だろうな。
確かに大丈夫だったが、まさか百万貫の岩がこんなところにも・・・・・。 (^^ゞ
右はトンネル口で振り返っているところ。
通ったことのある人ならその大きさが分かるのではなかろうか。
いつもこの時期に車道から見える花。
ふ~、疲っかれました~。