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Channel: 越前 ひとり山 ある記
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登り直し越美分水嶺 温見峠~蝿帽子嶺 5/4

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「福井から登って福井へ降りてくる山行」だけでつなぐ越美分水嶺、にバージョンアップさせようという山行。(^^ゞ
2015.5/24の山行では、日帰りでの往復は無理と(ピストン嫌いもあるが)、お手軽な岐阜側のR157で帰ってきた。

山行時期を少し早めて雪歩きを増やしたらば(?)、と福井側のみでの周回ルートを検討してみるが「チャリのデポだけで半日」とか「異様に長い薮アプローチ」とかになって、あまり現実的とは言えない。
結局は前回よりも残雪歩きを増やしての、温見峠ピストンということになった。


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一昨年に堪能した、能郷白山の本峰から前山までの移り変わりをまた味わえるなんて・・・。




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五月末だった前回は標高千mの温見峠まで車が入った。
それよりも20日も早い今回、熊河川にかかる橋まで行ければ儲けモンだと思っていたが、温見集落過ぎまで入ることが出来たのは嬉しい誤算。 4:57 チャリ漕ぎ開始。

もう何度も痛い目に逢ってるので、チャリでの無理はしないで急坂は降りて押し歩きに徹した。
つづら折りの二つ目のヘアピンでチャリもデポ。これで帰りも安泰だ。


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温見峠の直前にはなんと車の轍。つまり岐阜側からは車で上がって来れるらしい。
峠でスパッツをつけてたら突然後ろから挨拶されてビックリ⁉ へっ?・・・峠で前泊した轍の主の能郷白山登山者だった。
6:05 温見峠を出発。


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能郷白山を背にした峠からの県境登りは、そのまま越美国境/中央分水嶺。
薄っすら続くケモノ道を見失うと、その瞬間から絶望的なまでのヤブ!!
前回はピークまでにえらい時間を使った覚えがあるが、狙い通り今回は登りの半分ほどが雪に助けられた。♪


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一時間半ほどの登りでP1301.7へ。

ここからは、雪庇の名残りや雪面トラバースでラックラク~でブナの稜線歩き♪♪


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そんな幸せな時間は距離にして二キロほど、標高だと百mほど下って終了となってしまった。
あとはもういつものヤブ漕ぎの時間となるが、たまに復活してくる雪面がとてもうれしい。

これから向かう中央の蝿帽子嶺までうねうねと続く稜線。
左に存在感を見せつける屏風山。


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中間点の越山に向けての急下降開始点では、雪は無いけど展望が利いた。
今日初めてのすっきりとした白山。♪
左手前は荒島岳。


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帰りが心配になる程の薮々下降をこなしたら越山に向けてのまた登り返しだ。
しかし日当たりの加減でか、利用できそうな雪が下降途中から見えててさほどの苦にはならなかった。
雪面を歩いていると雰囲気に見覚えがあった。 
前回はマヨネーズ持参で、ここでネマガリの「焼タケノコ」や「ボイルタケノコ」の昼食とした雪面だった。

越山には 9:31 。
ほぼ予定通りだ。ここからの「道」はここまでよりも薮の程度が軽いと分かっているので、蝿帽子嶺を正午とした予定も大丈夫だろう。


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越山ピークを過ぎて往路で最後の雪が終わると、「道」はイワウチワをメインにしたフラワーロードに。


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もうこのあたりの標高は千mを切っていて、出発点の温見峠のそれを割り込んでいる。 

この蜂って刺すのかな? 遅ればせながら飛んで行ってから考えついた。(^^ゞ


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この看板を見るのももう四回目だ。

蝿帽子嶺には予定通り 11:53 到着。
木に登って、山頂から今日初めての部子山・銀否峰。 
三十分ほどの昼食休憩で復路に踏み出した。


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おほっ、帰路で雪割草ならぬ、雪割りキノコを発見!

あと半月もしたら、今はカワイイこの蔦ヤブは相当手強くなるだろう。 
中間点の越山には 14:17 。


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ついさっき通ったヤブだと癖を覚えておくと初見よりも随分ラクだが、ほぼ登り一辺倒の復路はさすがに身体に堪えた。温見峠の下降点へは 16:41 。
あの姥が岳までも雪面は続いてるだろうから、元気なら一時間くらいでイケそうだが今はもうお腹いっぱいだ。


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雪面のあるうちはまだよかったが、疲れから早く下りたい気持ちでケモノ道を何回もロスト。
時間はかかるは疲労は溜まるわでもう半泣き状態。

なんとか下り切って温見峠には 17:37 。


朝の路面の雪との比較。             へ~。 
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車へは 18:16 。 


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