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Channel: 越前 ひとり山 ある記
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海抜0mからの荒島岳(1,523m) 10/12

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普通「山登り」は登山口から山頂を目指すが、その山の標高そのものを人力のみで稼ぐという登山形態がある事を知ってはいた。
しかしそれはまたご苦労なことで・・・と、つい昨日までは完全に傍観者の立場だったハズなんだけど・・・。
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反時計回りの自転車周回。 
GPS計測で海から登山口までは 80.29キロメートル。走行時間4:56 /停止時間0:54。
 

秋も深まってくると無性にカラダを動かしたくなってくる。この時期に「体育の日」があるのも納得だ。
完全に諦めていたこの連休だが台風上陸も執行猶予のようだ、それも二日もだという。♪♪

仕事だった11日は昼過ぎには帰宅できたので、翌日の山登りの前に昨年以来の国見岳チャレンジだ!
ここの自転車16kmコースで一時間を切ると、やっと山岳チャリダーへの入門許可と言うことらしい。
半人前の私の去年は1時間14分、今回はどこまで一時間に迫れるか?

GPSで、残り距離や現在のスピードが分かるのはとても良かった・・・しかし結果は思いのほか悪く、1時間16分。特に頑張らねばならないハズの後半での失速?が痛かった。
動かないカラダに鞭打ちながら、画面の時間が無情にも流れ過ぎていくのを歯がゆい思いで眺める気分と言ったら・・・。

くっ、悔しい~。
この悔しさを何処へぶつけてやろうか?
おし、アレだ。明日は予定変更! 海からの登山をヤッたるぞい!! 
んで日野山かな?冠山?まさか白山?ええ~い、ドコでもいいけど・・・よし、荒島岳にするぞ~!!


梅浦漁港0m(6:52) -(7:16)山中トンネル204m -(滞在23分)自宅 -(9:26)清水谷トンネル179m -(10:27)龍双ヶ滝336m -(11:03)峠640m(11:13) -(11:21)宝慶寺441m -(11:36)コンビニ182m(11:58) -(12:42)登山口344m 

【登山の部】
勝原登山口344m(12:55) -(14:15)シャクナゲ平1350m -(15:05)荒島岳山頂1523m -(16:43)勝原登山口344m

勝原登山口344m(16:58) -(17:39)ヴィオ174m(18:09) -(19:54)8番らーめん19m(20:31) -(21:40)自宅

あ、池田なんか通らないで往復美山にしてたら絶対もう少しラク出来てたな~・・・。



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夜明けとともに自宅を出発、越前海岸へと向かう。
今日はクルマではほとんど通ることのない旧道や廃道を走った。なので海岸途中ではうれしいこんな発見も。

朝の早い時間だったのに、海面タッチの塩水は生温かかった。
少し交通量が増えるとチャリでは難儀であろう漕ぎ始めの道は、心配したほどはなかった。


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つい数年前までは越前海岸への大動脈だった道路。
少しコース脇へ入って今コースのエイドステーション?、自宅で朝ごはん♪

日野山はやっぱりこの角度からだね。


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新清水谷トンネルを越えて池田町、看板地図左端の道を行く。 
すると今年の2月にはなかった大きな工事現場、なんだって?ダム?
代替え道路はできているようだが、どこら辺までが水没するのだろうか・・・。


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 銀否峰は雲に・・・。
 







氷瀑が見れないかと何回か通った龍双ヶ滝だが、あのスノーシューで苦労した思いからすればチャリ漕ぎなんぞ大したことはない・・・と思い込もうとしたが、やはり無理だった。(^^ゞ

駐車場にとろろそばの屋台。ものすごく心が動いたが、峠までの状況が不明だったのでガマンしておく。

季節がら時折通るツーリングバイクや乗用車に引っ張ってくれと頼もうかと考えた程、峠までが長かった。
限界を感じて足が死んでしまう前に無念の小休止。でも再び漕ぎ出したら峠までは100mもなかった・・・。



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さすがに下りは速い、宝慶寺まではあっという間だった。さらに宝慶寺10km標識のコンビニ交差点までもがたったの15分!
まだお昼前なのに異様なほどの空腹感、でもさすがにこんだけ食べたら満足~♪

いよいよ荒島岳も射程距離に入った。峠前で恐れていた、登山開始リミット午後一時はなんとか守れそうだ。
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最後の国道の坂道はことさらにゆっくり走って、山登りの部に備える。
しかし思った以上に休憩が必要だった。なるべくゆっくりと登山準備を整える。


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台風前の3連休ラストチャンスにしては、思ったほどの駐車台数ではなかった。 

旧リフト降り口までは、くたびれるほどの挨拶を交わしながら 31分。意外とチャリダメージは少ないかも。
しかしここで、鍵はかけたがチャリからGPSを外し忘れたのに気が付く。電源も入れっぱなしだ・・・。
一瞬迷ったが、山登りをする人に悪いニンゲンはいないハズ!と考えることにした。


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何年かぶりの無雪期の勝原登山道だが、一見元気そうに見えるブナたちにとって人間の歩く道はいい迷惑だろうな。
丸太階段がこれほどあったのかと思うほど続き、時折虎ロープも下がっている。
水場が出来たとかいう鞍部を下り、登り返しはまたもや延々と階段だ。
私はどうも登りの階段が苦手で、「登山道階段設置に反対する署名運動」なんてモノがあったら協力したいな。



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あれほど次々に下ってきた登山者も、もちがかべ手前で終了のようだ。


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ひとり占め紅葉もガスではありがたみが薄れるかな。


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白山は山頂では見えず、少し下るとぎりぎりで見ることが出来た。

山頂にはカシミールで作成されたという、新しい方位盤が設置されていた。 


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日差しも出てきた登山道をひたすらに下る。登山口手前で先行者を発見するも、やはり下山は私が最後だった。そしてやはり山登りをするヒトには悪い人間はいなかった ♪

チャリ準備を整えて帰途へ着くと、すでにもう日没30分前だった。


我が家の山の神に頼まれた大野名物「いもきんつば」を買いに、ショッピングセンターへ寄り道するとなんと売り切れだった。しかし通りがかった「広島焼き」売り場の誘惑に負けてつい買い食い。
さらにこの後、ラーメンの大盛りを・・・。いや~、今日はそれほどの運動量だったということなのか?



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帰りに通った「東郷」の街の水路。
夜では全然ダメかと思ったが、意外となかなかいい雰囲気だった。


帰宅時間は 21時40分。
ひたすら下りの復路行程では、寄り道を入れても4時間42分。(自宅~海までは含まず)
ショックだったのは近道だと思っていた往きのコースより、アップダウンのほとんどない帰りのコースの方が5キロ近くも短かったこと・・・。 えええっ !?




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