「全部雪のせいだ~」と、言いたいところだが・・・・。
神社前(7:32)-(8:04)龍双ヶ滝-(9:52)尾根取り付き-(10:13)大休止(10:40)-(12:11)最高到達点1032m
確かに太平洋側でも大雪となった今回の寒波で、一日休み無しに雪は降り続いた。
しかし降り始めたのが深夜過ぎからであり、駐車した神社前には大木の陰となってまだ黒い路面も残っていた。
明るくなってからの雪なら、積もり方はそんな大したことはないはずだ。
・・・そう考えながら最初の目的地までは林道を快調に進んだ。
降りしきる雪の中の「龍双ヶ滝」
ありゃ~、今回ほどの寒波でもやはり期待したような氷結は見られないのか~、ん~残念。
前日、国道の凍結防止用水撒きによって、路肩の草むらが見事なまでの氷細工と化したのを見ていただけに、ちょっと期待は大きかったのだが・・・。
この雪の降り方だと山頂までもずっと視界は無いだろうしな~。
期待はずれの拍子に、幾分かは本来の山行のモチベーションも下がってきてしまった。
林道歩きの標高が上がってくると新雪もどんどん深くなってきた。
持ってきた地形図をクルマに置いてきてしまったのに気がつくが、もう後の祭りだ。
GPSの画面で確認して尾根に取り付く。
尾根の登りはじめでほぼ靴の高さくらいの新雪。
二回ほどシューで引っ掻くとよく締まった雪面が姿を現す。
最初の取り付き部分をクリアしたらあとは快適な雪面闊歩・・・と思ったら、やはりそうは問屋がおろさなかった。
トータル的な雪の量が不足していて、意外と障害物が多く真っ直ぐには進めない。
しばらく登ってからGPSを確認して愕然となる。
わわっ、登る尾根を間違ってる・・・・
三角形の長辺を真っ直ぐ進めばいい所を、わざわざ残りの二辺を使って登っていた・・・。(カシミール地図参照)
自分自身へ腹が立ってきて思わず大休止。
やっと主稜線へと抜け出た。
しかし直後にお昼のサイレンが鳴る。
山頂直下のあの急斜面を考えると、どんどん深くなっていく雪面に山頂を阻まれる可能性も出てきた。
あのとき道を間違わなければ・・・。
こんなモチベーションの低いままで無理をしたところで、たとえ登頂が出来たとしても視界も無しではちっとも面白くない。
も、や~めた。
とっととお家へ帰るとしよう。
きままな単独行の特権だね?
クルマへ帰ると、除雪車が出動していた。