双六小屋で、また今日も星空の朝を迎えることが出来た。
昨夜は早く寝たおかげで、四時半頃の電気の点灯とともに目が覚めた。
昨日のご来光の場所まで来ても風は全く吹いていない。
汗ばんできたので設置されていたイスに座って脱いでいると、でっかいザックの単独山ガールが隣に。
しばらくの山談義に花を咲かす。
彼女と別れて先へと進むと、前日の鏡平小屋が見えた。
あの池に写る逆さ槍の姿は、また今度のお楽しみとなった。
これから向かう笠ヶ岳に朝日が差してきた。
遥か下方には新穂高、同じく朝日を受けた焼岳や乗鞍の姿も見える。
今日は、昨日ほどのクリアな視界はないようだ。
ハイマツ帯へ迫るダケカンバ。
すでに落葉してしまっているが、一週間も早ければさぞかし壮観だったろう。
私の大好きな雲上の散歩道が、延々と笠まで続いていた~ ♪
笠から向かってくる登山者は多い。
挨拶をしながらも、うれしくて気分もハイテンション。見る間に笠が迫ってきてしまう。
下山予定のクリヤ谷方向を俯瞰する。
かなりの難路とのイメージだが、下山なので問題はないだろう。
昨日は真っ暗だったので紅葉が楽しみだ。
9:28 笠ヶ岳山荘到着。
食事の用意をしている間にも、新穂高からの登山者が続々と到着してきた。
後で、こちらに背を向けている人と一緒にご飯を食べることになったのだが、なんとこの人も水晶ワンデイに挑戦したことがあるとのこと。実際は翌日仕事だったので鷲羽で止めといたらしいが・・・。
10:25 笠ヶ岳山頂へ。
クリヤ谷方向を望む。紅葉っていまドコらへん・・・?
下山をはじめて五分で登って来る人とすれ違う。
朝五時半出発ということだから・・・五時間チョイか・・・。
笠ヶ岳は裏から見てもやはり笠の形だ。
高度感たっぷりの岩場。
ここらから下が紅葉らしい。
左上は新穂高ロープウェイの駅。
なぜか日差しがないのが.致命的だが、あまりぱっとした紅葉ではないように思う。
三連休最終日なのに、まだテントが三つ張ってあった。
確かに大雨になったらヤバい登山道だ。
13:49 苦手な下りを克服できないかと頑張ったら、意外と早く降りてこられた。
14:16 クルマに到着。そのまま深山荘のお風呂へと直行した。