今回は頑張って(あせりまくって?)、過去最高距離の県境歩きができたようだ。
「薄皮一枚のぶな君」に再会できたのもよかった。
赤/登り 青/下り (含むチャリ)
黄色/今回の若狭県境歩き 15 キロ
駐車地(8:34)‐(10:24)薄皮ぶな君‐(12:00)八ヶ峰(12:24)‐(13:34)五波峠‐(14:47)P695‐(16:30)杉尾峠‐(17:15)下降点‐(18:16)林道着地‐(18:42)廃村永谷‐~チャリ~駐車地(19:50)
しかし寝る前から雨が・・・。
テンションも下がったままの小雨の翌朝、家を出発。
若狭に入ると何故か路面は乾いている。
ん、青空も? コッチは降ってない?
すっかり晴れあがってる青空の下を出発。♪
ただチャリデポに意外と手間取って、予定よりだいぶ遅くなってしまった。
もうお馴染みとなってしまったゲートを開けると、横には落とし穴式のイノシシ罠に注意とか!!
あとでこの罠が心配の種となる事態に・・・。
車で走りやすそうないい林道だ。
ただし、ゲート直ぐで崩落地があり車輌の進入はできない。
ここでカメラのメモリー容量がほとんど一杯なのに気が付く。
何故か不要画像の消去が出来なくなってるし・・・。
なんで出発すぐで?
この薄皮ぶな君のいる県境稜線ピークまで、極力林道を詰めていく予定だったのに、なぜだか尾根道を歩き始めて歩きにくくてロス時間を後悔。そー言えば前回も全く同じ後悔をしたような・・・。
容量不足なのに、気が付くとシャッターを押しててまた後悔。
紅葉はイマイチか。
もう慣れっこになってきた歩きやすい稜線道。
しかし八ヶ峰に近づくととっても立派な登山道。おかげでさらにスピードアップ。
ここで丁度お昼ご飯の時間だ。
昼食後に先へ進めばなぜか荒れた道、廃道になったのか道無し状態?
それは誰かが何かをサボったから・・・すんません、ホント思い込みって怖い。
正しい方向には立派な歩きやすい道。
これで精一杯。
ほぼ今日の予定コース中間点。
出発遅れとアプローチのロス時間も、なんとかいい道のおかげでリカバリーが出来そうなペース。♪
が、ペースを上げた疲労の上に、コース的に京大演習林あたりは県境地形がややこしくてコースミスを連発。歩行速度は変わらない筈だが県境進行ペースはガクッと落ちた。(美山トレイルってのはどーなったんだ?)
よって、杉尾峠ではエスケープ判断時間を大幅に割り込んでしまって16:30 。
しかしエスケープした場合の駐車地到着時間を仔細に検討してみると・・・普通速度で歩けてもなんと四時間後!
今の疲労感だと、頑張ってもさらにプラス一時間は必要だろうし。
おまけにチャリの回収だってさらに一時間以上が必要だ。
安全でも舗装路を登山靴で長時間歩くのは、今の私にとっては拷問にも等しい。
同じ距離をチャリに座ったなら、どんなにか楽で早いだろう。(そもそもチャリデポ地点の選択ミスだという話)
よし、闇下(暗闇の中での下山)決定!!
少なくとも日没時間までの下降点到達が最低条件になるな。
ここでカメラの容量オーバー。
この期に及んでのアップダウンがこれでもかと続いてくれる。
登山道のない暗闇下山を考え、林道着地までが最短距離の地点まで県境を欲張ったけれども、なんとか残照も見える時間で下降点に到達できた。
ヘッデンは、林道着地まであと500m近くで点灯。
またもや現在位置表示が怪しくなってきたGPSの電池も交換した。
慎重に慎重にと自分に言い聞かせながらの下降だが、下薮が無いのでほぼ雪面と同じように歩けてしまう。
段差や崖も分かりやすくほとんど危険は感じない。
ただ・・・駐車地のゲートでみた猪の罠! その一点だけは怖かった。
あっけないほど簡単に林道着地。越前ルールではこの時点でもう闇下では無くなる。
しめしめとそのまま林道を突っ切って林道ショートカット。やめときゃよかった。
林道のヘアピンカーブをGPSで目指すが、そんな地形だと当然斜度はきつくなってくる。
あっ・・・滑落ではなく・・・下薮無いのでいつもの急斜面下降の手がかりが無いコトに気が付く。
うへえ、まあ、明るくても暗闇でもこの場合の条件は変わらないか。
慎重にも慎重を期して再度の林道着地。
暗闇から浮かび上がってきた廃村のデポチャリにまたがったら、あとは駐車地まで座って漕ぐだけだ。