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Channel: 越前 ひとり山 ある記
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【加越国境】 加賀大日山 1/20

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結果的には先週の「悪夢」が払拭出来た山行となった。
ん~、良かった良かった ・・?  (^^ゞ

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赤登り / 黄色、今回の加越国境3.8キロ / 青下り

駐車地(7:14) -(8:17)取り付き -(9:52)越前甲展望(10:17) -(11:45)P1287 -(12:08)県境 -(13:00)ニセ大日山 -
(13:25)地割れ(13:58) -(14:33)大日小屋 -(15:27)P1135 -(16:13)P1126県境分岐 -(17:10)P873下降点 -
(18:29)林道着地-(18:47)駐車地

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青空のもと、除雪終了点に車を止めてスノーシューで歩き出す。
多少のガボリはあるものの、普通に次の一歩が踏み出せるコトに幸せを感じる。


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出合いの橋を渡って植林尾根に取り付く。
朝のこの時間で気温は氷点下なのに、半分になっても皿川本流の水量はまだ多い。
帰りはこの取り付きの橋を目指そうかとも考えたが、渡渉が苦手なワタシとしてはあの尾根まで回り込むことにしよう。


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快晴予報のはずが、標高を上げていくにつれて視界が悪くなり風花のようなモノまで舞い落ちてくる。
嫌な予感がして、まだ見えるうちに越前甲の展望地で大休止。


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小雪もちらつく中、カラマツ林を抜けてちょっとした広いゲレンデに。
なんで木が生えてないか分かりそうなものだが、右奥のブナ林へは向かわずにここを直登。(^^ゞ
雪面はカリカリではなく薄っすらと新雪もあってスリル満点。


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この雪面ならゲレンデスキーでも十分に楽しめそうな感じ。 


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P1287を前にして、遂に白い雲が降りてくる。


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広めの雨溝をたどる。

風と雪、そしてホワイトアウトの中でのピーク。
も、帰ろうか・・・。
実は魔の悪いことに、ピーク手前辺りからGPSの調子が思わしくない。 


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地図とコンパスには日頃慣れてないので、視界なしの時計だけでは距離感が掴みにくい。
引き返してくることを前提に、県境の接続点には深めの足跡でマーキングしておく。

前の大雪後の雨で危険な雪庇は皆無。
ただ薄っすら新雪の被った雪面はカリカリと言ってよく、大きな段差はもちろんちょっとしたでこぼこであってもスノーシュー歩きにはツラいモノがある。
大日までの県境歩きには二か所の急下降があるが、二回とも「こんな下降の仕方は支尾根と間違ったのでは」と心配しながら。


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迷走状態の軌跡。

風雪厳しい大日ピーク(だと思ってた)を踏んでマッタリしようかと思い小屋へと向かうが、広がってきた雪面に危険を感じて元の県境稜線を引き返す。
風を避ける為に雪庇の下へ降りれる場所を探していると・・・おお、これだ!
ちゃんと椅子や物入れまである昼飯には打ってつけの場所だ。♪
ご飯ついでにGPSの電池残量をみて交換すると、ピタッと症状が収まる。もしかしてそー言うことなのか?


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もう帰るだけの「ふてくされモード」でお昼を食べていたが、ふと頭上の空間が高くなってることに気が付く ? 
なんだなんだと地割れから風の中へと頭を出してみると・・・は、はい~??
いままでのホワイトアウトが嘘だったみたいに、どんどん視界が広がっていく。

え? これって当初予定が可ということなのか? 
いやいやもうこんな時間だし・・・。

でもなー、くずくずまだ稜線上にいたおかげでリカバリーはしやすいし。
今日本来の目的ってなんだった? またここまでもう一度やり直すのって大変だよなー。
小屋まで登り返したら後はもう下り基調だし。

・・・目前の危険が過ぎ去ってしまうと、ホント誘惑に弱いワタシ。(^^ゞ
よし、闇下決定!! もちろんビバーク装備は整ってるし明日は日曜日。


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ふてくされモードでも足元はスノーシューからアイゼンに換装済だ。やはりカリカリ稜線、それも急が付く登り下りではアイゼンのほうが安全なようだ。 おかげで意外に早く小屋へと到着。
その途中、クリアな視界にさきほどの大日山への登頂偽装が発覚してしまった!

ええ~っ? これが下り基調だってー?
やっぱりここの小屋に泊まっとこうかな・・・。


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青空にテンションも上がり、現金なもので登り返しがあってもペースは速い。 
GPSは完全復調。


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あのまま降りてたら、この青空見て悔しかっただろうなー。


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癒しのぶな。


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左越前甲から、右スキージャム勝山。
ここで白山までを望んだら贅沢というもの。

ここで本来の目的であった加越国境歩きは終了。
県境から離れると途端に雪はぐずぐず、すぐにスノーシューに代える。


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勝山の街並みを眺めながらの下降。
 

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さらば大日・越前甲。


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勝山の夜景。

クルマ到着は 18:47。 

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